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2017年 07月 08日
上咽頭(鼻と喉の奥、口蓋垂の裏側)の炎症を起こしている粘膜を、塩化亜鉛溶液などを滲みこませた綿棒で軽く擦過して炎症を抑えていく治療法です。
炎症が起こっていると綿棒でかるくこするだけで出血や痛みがあり、繰り返し治療することでだんだん収まっていくそうです。僕も慢性鼻炎やアレルギー性鼻炎があるのでかなり炎症があったようです。綿棒がしっかり赤くなりましたが、痛みはそれほどありませんでした。塗った塩化亜鉛溶液が効いている間は、収斂作用で少し滲みるようなイガイガするような感覚がありますが、しばらくすると結構すっきりしてきます。イガイガは風邪を引き始めるときと同じような感覚なので、上咽頭の炎症が風邪のときの喉の違和感の原因であることを実感できました。 上咽頭の慢性的な炎症が、咽頭のイガイガ感や鼻炎、頭痛、肩こりなどの直接的な症状だけでなく、免疫機構や自律神経を介してIgA腎症や関節症、アトピー性皮膚炎などの自己免疫疾患や睡眠障害、全身倦怠感、めまい、過敏性腸症候群、線維筋痛症、むずむず脚症候群等々、さまざまな全身性疾患などにも関与しているという説があります。 これに対して前述のBスポット治療を行うことによって慢性上咽頭炎が改善するとさまざまな症状も改善するという報告も古くから多々あり、そのメカニズムとしては上咽頭が脳内の血液、リンパ液、髄液、間質液等の循環に深く関与しているということがわかってきました。 これは遠絡療法の考え方と通ずるところが多く、遠絡療法が経絡を応用して第一頚椎レベルの炎症を抑えることで脳内の循環を改善することを目的としていることに対して、Bスポット治療は上咽頭の炎症を物理的に抑えることによって改善をはかります。イメージでは内と外から炎症を抑える方法といえますので、今後の研究と臨床応用によってとても高い相乗効果が出せる可能性があることも期待されます。 現在、Bスポット治療を行っている病院は耳鼻咽喉科を中心にそれほど多くはありませんが、各HPなどに詳細が記載されています。ネット上では自分で行う方法なども公開されていますがまずは専門の先生のところに相談に行くのが良いと思います。今後、遠絡療法を行っている医師も取り入れていくことが増えるかもしれませんので期待してください。 ちなみに上咽頭のセルフケアには鼻うがいは良いみたいです。 僕はまだやってみたことはありませんが、はじめてみたいと思います。 東京秋葉原・浅草橋の痛み・しびれ治療 ペレス・テラキ ホームページはこちらです
by painless_life
| 2017-07-08 13:18
| 治療のこと
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